人の健康を害する恐れのあるベッドとマットレス
シックハウス症候群の原因となったベッドの実例
くらしナビ・ライフスタイル
シックハウス 家具で発症
毎日新聞2019年3月15日 東京朝刊
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高濃度のホルムアルデヒドが検出されたベッド=2014年撮影、主婦提供
屋内の空気中の化学物質が原因で頭痛やだるさなどの体調不良が起きる「シックハウス症候群」。家屋の建材だけでなく、家具など家庭用品が発生源となることもある。新生活を始める前に、どのように家具を選べばいいのか。
●ベッド新調し頭痛
東京都内に住んでいた主婦(42)は2010年にベッドを新調後しばらくして喉の痛みや頭痛に悩まされた。当初は育児疲れが出たのかと思ったが、夫も体調が悪く、寝室を離れると良くなるため、保健所で13年、空気の簡易検査をしてもらった。
すると、ベッドだけホルムアルデヒドの反応があった。木材や接着剤に含まれることがあり、シックハウスの原因となる化学物質だ。ベッドは大手メーカー製。百貨店で約40万円で買った。「日本製」でホルムアルデヒドの放散が最も少ない等級を示す「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」の表示があり、安心だと選んだものだった。
相談を受けた百貨店が解体検査に出すと、国の室内濃度指針値(1立方メートル当たり100マイクログラム)を超える135マイクログラム相当のホルムアルデヒドが検出された。メーカーも、買った直後は最大1・5~2倍揮発していたとみられるとして謝罪した。
別の検査でも部品の合板(板を接着剤で張り合わせたもの)が放散量の多いF☆(エフ・ワンスター)に相当するとの結果が出た。床材なら法律で使用を禁じられるレベルだ。
だが、家具は作り付け以外、規制がない。
主婦はメーカーに賠償や自主回収を求めたが結局調停に持ち込まれ、昨年不調に終わった。主婦はにおいに敏感になり、近所の農薬散布や漂う柔軟剤のにおいに苦しむ。「表示を信じていたのに。ほかの購入者に注意を促して、対応を取ってほしかった」と話す。
メーカーは取材に対し、「消費者庁に報告し、指導に従って対応した」(担当者)と釈明。合板は海外の日本農林規格(JAS)認定工場から輸入して国内で組み立てており、ホルムアルデヒドを多く含む木材が混入した可能性を認める。
メーカーは輸入元の商社を訪ねたが混入経緯は分からず「JAS認定制度を疑うか、全量を検査するしか防ぎようがない」と訴え、現在は「自社でできる対策」としてホルムアルデヒド吸着シートを商品に梱包(こんぽう)して出荷しているという。
東京都健康安全研究センターの斎藤育江・副参事研究員は「シックハウスの相談は今もってある」と話す。家具が原因であることは珍しくなく、「ホルムアルデヒドは住宅からはなくなったが、家具は出るものがある」。加工用木材やカラーボックス、電気ストーブのガードの塗装からも高濃度の検出例がある。
●規制緩く解決難航
シックハウス問題に詳しい中下裕子弁護士によると、家具など家庭用品によるシックハウスは家屋より法的規制が緩く、解決が難しい。最近は家具を扱う検査機関も限られ、売り手の協力なしには原因の特定にも苦労する。
現在国内産の木材はほぼF☆☆☆☆といわれる。一方、合板には海外製も多い。日本より基準の緩い国向けの製品も作る工場があり「不安なところはある」(家具メーカー)との声も聞かれる。
家具を製造・販売するカリモク家具(本社・愛知県)は、使用する木材がF☆☆☆☆に相当するか定期的に抜き取り検査している。フランスベッド(同・東京都)は多くが国内の自社工場製だが、海外生産分については現地工場を訪れて確認しているという。
消費者が自分で身を守るにはどうしたらよいか。
「くさいと感じたら、においが収まってから使う」のを斎藤さんは勧める。
新品の方が一般的に化学物質の揮発量が多いからだ。
ベッドはマットを立て、タンスは引き出しを開け、ベランダに出せるものは出し、風にさらす。においに敏感な人は展示品や金属製のものを買うとよい。
ベッドはマットレスのウレタン臭が気になる人がいるが、ウレタンを使わない商品もある。斎藤さんは「においに耐えられないと思ったら、体が有害だと教えている。我慢せず自衛してください」と話している。【田村佳子】
2006年 電気ストーブのガードの塗装から発生したホルムアルデヒドで化学物質過敏症になったとして、販売したイトーヨーカ堂に東京高裁が賠償命令
08年 購入した加工用木材で作った机から揮発した化学物質で過敏症になったとする男性にホームセンターら販売側が計200万円を支払うことで、大阪高裁で和解が成立
18年 カラーボックスから揮発したホルムアルデヒドで化学物質過敏症になったとして、販売したホームセンター・コメリに高松地裁が賠償命令
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家具でシックハウス症候群 イラストあり/毎日新聞生活報道部
https://www.kyoeikasai.co.jp/kpa/agent/monosiri2019-2.htm
家具でシックハウス症候群 イラストあり/毎日新聞生活報道部
https://www.kyoeikasai.co.jp/kpa/agent/monosiri2019-2.htm
人の健康を害さず、環境にやさしいベッドとマットレス
天然素材100%ラテックスマットレスは土に還る環境に負荷を掛けないマットレス
SLEEPSHOPのラテックスマットレスの原料はゴムの樹の樹液です。◆森林循環サイクルで環境に貢献
ゴムの樹のプランテーション(人口植林される森)は人工的に管理され植林、生育、ゴム樹液の採取、伐採のサイクルを計画的に行い、森自体のバランスを考慮して管理されています。
このゴムの樹はCo2を吸収し、酸素を放出して地球環境に貢献しています。
◆植林、育成、採集、伐採、木部利用、再植樹の森林の環境サイクル確率
計画的植林とゴム樹液採集、伐採、再植林と森林サイクルが管理されているために伐採しすぎによる森の死滅もなければ、放置もなく常に管理され、森林循環の環境が保たれています。
◆樹液も木部もすべて利用され役立つ環境性向の高さ
ゴムの樹の樹液は採集されて人々の暮らしに幅広く役立ち(ラテックスマットレス、ゴム手袋、タイヤ、広範な工業製品の部品、種々の緩衝材の素材等など)、ゴムの樹液を一定期間採集し、樹液の量の減少後のゴムの樹は建材や家具材料として有効利用するために計画的に伐採されるために廃棄によるごみやCo2等の排出で環境に負荷をかけません。
◆土に還る自然素材ならではの環境負荷のないマットレス
その特徴は10数年を超える使用で劣化(硬化)した場合の処分方法として、ラテックスフォームを燃やしてもダイオキシンなどの有害物質を出さず焼却も可能ですが、硬化劣化したラテックスを例えば庭の土に撒いても年月をかけ土に還ります。
元々天然素材である樹木の樹液が原料だからです。
都会では環境的に難しいことでしょうが、自然環境に恵まれ、ご自身の土地などをお持ちの方であれば是非土に戻していただきたいものです。
コイルスプリングにあれこれの石油由来の詰め物を金属で留めているマットレスや石油由来のウレタンマットレスでは決してできない自然素材で出来た、石油由来成分を含まないマットレスであるがために出来る事なのです。
そのためラテックスマットレスは特にヨーロッパでは廃棄に掛ける労力や燃料も負担が少なく、地球環境にやさしいエコなマットレスとして知られています。
ラテックスマットレスの特徴、良い点
金属を使用しないマットレスであるために電磁波フリーである。
ラテックスマットレスはノンコイルマットレス、金属コイルを使用していないマットレスです。電磁波が人に与える影響について問題視され1990年以降金属コイルスプリングが主流だったマットレス業界でも話題になり、ヨーロッパの家具ベッド・マットレスの展示会ではノンコイルのマットレスが多種出品されるようになりました。
ラテックスマットレスは電磁波過敏症の方にも安心してお使いいただける電磁波フリーの寝心地の良いマットレスです。
ラテックスマットレスの長所は
ウレタンマットレスの様な化学臭はなくホルムアルデヒドの放出は極少量である。
ラテックスマットレスはへたりにくく寝心地が良いだけではなく健康にも良いマットレスです。私たちの身近にある住宅建材や家具などに含まれる化学物質が発散する有害な物質ホルムアルデヒドなどが原因でシックハウス症候が問題になっています。
SLEEPSHOPの天然素材ラテックスマットレスはコイルスプリングマットレスの金属コイルも使用していなければ、詰め物に用いられるウレタンフォームも使っておりません。コイルマットレス製造の際に使用される接着剤も一切使用しておりません。
そのため化学物質過敏症やシックハウス症候の人たちにもラテックスマットレスを選んでいただいています。
安心安全で人の健康に良いマットレス、ラテックスマットレスの長所と言えるでしょう。