オーガニックコットン 4層ケット

“収穫されるコットンそのものには、オーガニックコットン綿でも普通の綿でも変わりはありません。普通に栽培された綿でも、残留農薬などはとても少ないので収穫されたものから科学的なテスト等でオーガニックかどうかを知ることは不可能です。この違いは栽培過程に対する認証機関の認証によるものです。”

日本オーガニックコットン協会ホームページより。

当社のお勧めするオーガニックコットンは認定されたコットンであることは勿論のこと。それ以上に実際に人の肌に触れて使用する段階で決定的に違うことに徹底的に拘ったものなのです。
それは精錬(セイレン)と呼ばれる“洗い”の作業にあります。
原糸の綿製品は油脂分、蝋質、ペクチン質等の成分に包まれた状態です。
精錬はこれらの成分を落として面が持っている吸水性を引き出し同時に糸に付着している不純物や汚れを取り除く加工です。

通常の綿製品の殆どはオーガニックコットンの認定を受けた商品も含めてこの作業工程で
苛性ソーダやソーダ灰等で作られたアルカリ性溶液(精錬剤)に合成洗剤に含まれている界面活性剤や石鹸等を加えたものに糸や生地を浸して一定時間蒸す等で反応膨張させ精錬を行っていますが、充分に取り除けない場合が殆どであることとこれら成分が糸、生地に残留しています。
当社のお勧めするものは全ての精錬を石鎚山の豊かで一般細菌ゼロという恵まれた伏流水
を使用し、凝集剤やアルカリ性溶剤を使用せず、酵素、天然抽出成分(オレンジオイル)を使って精錬し洗浄は純石鹸を使っています。

これらの作業は効率を追うのでなく常温、常圧で時間を掛けながら精錬されています。
使用される甘い撚り(より)糸や撚りの少ない素材特性と相俟って柔軟剤などを使わなくてもそれ以上の優しい柔らかい糸、布が出来るのです。
だから人の肌に良い、素材にも優しい、環境にも優しいものなのです。